イタチは自分で駆除できない|鳥獣保護法と正しい依頼先の選び方

イタチは鳥獣保護管理法で守られており、許可なく捕獲・殺傷すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。さらにニホンイタチのメスは通年で捕獲が禁止されています。屋根裏にいる個体の性別を見分けることは現実的にできないため、「自分で捕まえる」は最初から選択肢になりません。この記事では、できることとできないことの線引き、費用相場、依頼先の選び方を整理します。

ホームセンターに捕獲器が売られているため「買えるなら使っていい」と思われがちですが、買えることと使っていいことは別です。知らずに捕まえてしまうと、被害者のつもりが加害者になります。

目次

まず結論:やってよいこと・違法になること

行為可否補足
追い出す(忌避剤・光・音など)捕獲にあたらないため可能
侵入口を塞ぐただし屋根裏作業は業者向き
清掃・消毒する病原体・ダニ対策として必要
捕獲器で捕まえる×許可が必要。メスは通年禁止
殺傷する×1年以下の懲役または100万円以下の罰金
※鳥獣保護管理法にもとづく整理です。運用は自治体により異なる場合があるため、実施前にお住まいの窓口でご確認ください。

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※紹介している業者の対応エリアは関東・関西・東海・中四国・九州です(2026年8月時点)。エリア外の方は地域の業者をお探しください。

なぜ自分で捕獲できないのか

メスは通年で捕獲が禁止されている

ニホンイタチのメスは非狩猟獣に指定されており、時期を問わず捕獲できません。オスであれば、狩猟期間内に狩猟免許を持つ人が行うか、自治体に有害鳥獣捕獲の許可を申請することで捕獲の道はあります。

ここが実務上の決定打です。屋根裏を走り回っている個体がオスかメスかを、姿を見る前に判別する方法はありません。捕獲器を仕掛けた時点で、メスが入る可能性を排除できない以上、素人が捕獲に踏み込むこと自体がリスクになります。

オスでも「いつでも」ではない

オスも狩猟期間外に捕獲するには許可が必要です。市街地では「有害鳥獣捕獲」として自治体の個別許可を得る手続きになります。申請から許可までには時間がかかり、被害が進行している最中に間に合わないこともあります。

罰則は軽くない

違反した場合の罰則は1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。駆除費用の相場が5万〜30万円であることを考えると、法を踏み外して得られるものは何もありません。

では何ができるのか

捕獲が使えない以上、実際の対策は「追い出す」と「入れなくする」の2段階になります。この順番を守らないと、追い出しても戻られるか、閉じ込めて中で死なせてしまうことになります。

  1. 追い出す/忌避剤や光・音など、嫌がる環境を作って自発的に出てもらう
  2. いないことを確認する/出産期は子が残っている可能性があり、判断が難しい部分です
  3. 侵入口を塞ぐ/ここを省けば戻られます
  4. 糞尿を清掃・消毒する/臭いが残ると別の個体を呼びます
  5. 再発を監視する/2〜3か月に1回の忌避剤で戻りにくくなります

侵入口は「3cm」が基準

イタチは3cmの隙間があれば入れます。換気口、屋根と壁の取り合い、配管の貫通部、床下の通気口——家には想像以上に穴があります。塞ぐにはパンチングメタルや目の細かい金網といった、噛み破られない材質が必要です。

自力での対策が続かない最大の理由は、この侵入口を見つけられないことです。1か所塞いでも別の穴が残っていれば意味がありません。加えて屋根裏での作業には、天井板の踏み抜き、断熱材での転倒、糞に含まれる病原体の吸い込みといったリスクが伴います。調査と封鎖は業者に任せる領域です。

駆除費用の相場

内容費用の目安
応急的な対応(追い出し中心)5万〜15万円
再発防止工事まで含む20万〜30万円
もっとも多い価格帯5万〜10万円未満
※複数の駆除業者が公開している相場(2026年8月時点)。ある調査では平均金額が約19万2,000円と報告されています。侵入口の数・被害範囲・清掃の要否で大きく変わります。正確な金額は現地見積もりでご確認ください。

金額差の正体は「侵入口を何か所塞ぐか」と「清掃・消毒が含まれるか」です。安い見積もりは追い出しだけで、封鎖が別料金というケースがあります。総額ではなく作業範囲を揃えて比べてください。

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自治体に相談できること

自治体でできること対応しないことが多いもの
相談窓口の案内屋根裏での追い出し作業
有害鳥獣捕獲の許可手続き侵入口の封鎖工事
捕獲器の貸し出し(自治体による)糞尿の清掃・消毒
予防法のアドバイス被害箇所の修繕
※対応範囲は自治体で異なります。お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。

捕獲器を借りられる自治体もありますが、借りられることと、仕掛けて処理まで自分でやりきれることは別です。許可の範囲、捕獲後の扱い、侵入口の封鎖、清掃までを考えると、実作業は業者に頼むのが現実的です。

業者選びで確認すること

  • 侵入口を何か所塞ぐか/費用差の大部分はここです
  • 清掃・消毒が含まれるか/別料金なら総額を確認
  • 再発時の保証と期間/数か月か数年かで価値がまるで違います
  • 作業前に書面の見積もりをもらう/2〜3社で相見積もりを
  • その場での契約は避ける/訪問販売にあたる契約は書面受領から8日間クーリング・オフができます。困ったときは消費者ホットライン「188」へ

よくある質問

イタチ駆除の費用相場はいくらですか?

追い出し中心の応急対応で5万〜15万円、再発防止工事まで含めると20万〜30万円が目安です。もっとも多いのは5万〜10万円未満の価格帯とされています。侵入口の数と清掃の要否で変わります。

捕獲器を買って自分で捕まえてはいけませんか?

許可なく捕獲することはできません。とくにニホンイタチのメスは通年で捕獲禁止です。屋根裏にいる個体の性別は事前に判別できないため、捕獲を試みること自体がリスクになります。違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。

追い出すだけなら自分でできますか?

追い出し自体は捕獲にあたらないため可能です。ただし侵入口を塞がなければ戻られます。侵入口は3cmの隙間でも成立し、屋根裏での調査・封鎖には事故と衛生上のリスクがあるため、そこは業者に任せることをおすすめします。

イタチかどうか分かりません

イタチは体重2kg程度と軽く足音が静かな一方、糞尿が強烈な悪臭を放つのが特徴です。物音は小さいのに原因不明の臭いが続くならイタチを疑ってください。他の動物との見分け方は屋根裏の物音の正体で解説しています。

放置するとどうなりますか?

糞尿が天井に染みてシミや腐食になり、修繕費が駆除費を上回ることがあります。ノミ・ダニが室内に降りてくることもあります。繁殖期に入ると個体数が増え、追い出しも難しくなるため、早めの対応が結果的に安く済みます。

参照元・出典

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※本記事は広告を含みます。費用・条件は各社公式サイトでご確認ください。

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