ハチの巣駆除の費用相場|種類・巣の場所別の目安と自治体の補助金

ハチの巣駆除の費用はスズメバチで約10,000〜50,000円、アシナガバチで約5,000〜30,000円が目安です。金額はハチの種類・巣の場所・巣の大きさで変わります。スズメバチの巣に限り、駆除費用を補助する制度を設けた自治体もあります。ただし多くの自治体は駆除そのものは行いません。

軒下に丸い巣ができているのを見つけると、まず「いくらかかるのか」が気になります。そして次に「自分で取れないか」と考えます。この記事では費用の内訳と補助金の使い方、そして自分でやってはいけない理由を整理します。

目次

まず結論:種類別の費用と危険度

ハチの種類費用の目安自分で対処補助金
スズメバチ約10,000〜50,000円×/巣を守る本能が強く、興奮すると攻撃してきます対象になる自治体が多い
アシナガバチ約5,000〜30,000円×/刺激しなければ刺しませんが、駆除は刺激そのものです対象外のことが多い
ミツバチ約10,000〜40,000円×/巣に蜜が残ると別の被害を招きます自治体による
※費用はマイナビ農業が公開している相場(2026年6月更新)。補助金の有無と金額は自治体ごとに違います(2026年9月時点)。

どの種類でも、巣の駆除を自分でやるのはすすめられません。厚生労働科学研究の報告では、ハチの刺症による死亡は年平均40名、多い年には70名を超えています。厚生労働省の人口動態調査をもとにした報道でも、2021年は15人、2023年は21人、2024年は18人が亡くなっています。

費用が変わる3つの要因

1. ハチの種類

もっとも高くなるのはスズメバチです。巣を守る本能が強く、作業者が防護服を着て慎重に作業する必要があるためです。アシナガバチは比較的おだやかで、料金も低めに設定されています。ミツバチは駆除そのものより、巣に残った蜜の清掃に手間がかかるぶん費用が上がります。

2. 巣の場所

手が届く軒下やベランダなら作業は短く済みます。一方、屋根裏・壁の中・高い木の上にある巣は、足場や高所作業が必要になり費用が上がります。壁の内側に巣がある場合は、壁を一部開けてから駆除し、元に戻す作業が加わることもあります。見積もりの前に「巣がどこにあるか」を伝えられると、金額の話が早く進みます。

3. 巣の大きさと時期

巣は季節とともに大きくなります。練馬区の案内によると、スズメバチの巣は全盛期に直径20〜30センチメートルになります。アシナガバチの巣も初期の4〜5センチメートルから、初夏には10センチメートルほどに育ちます。巣が大きいほどハチの数が多く、危険も作業量も増えるため費用は上がります。見つけた時期が早いほど安く済みます。

自治体の補助金が使えることがある

スズメバチの巣に限って、駆除費用の一部を補助する自治体があります。金額も条件も自治体ごとに違うので、2つの例を挙げます。

自治体補助額主な条件
千葉県成田市駆除費用の2分の1(上限5万円)市を通じて指定業者に依頼した場合のみ。事前相談が必須で、駆除後の申請は対象外
埼玉県熊谷市上限10,000円駆除を実施した日から60日以内に申請。事業用建物や、活動していない昨年の巣は対象外
※成田市(2026年7月1日更新)、熊谷市(2026年6月16日更新)の公表内容。お住まいの自治体の制度は窓口でご確認ください。
  • 対象はスズメバチだけのことが多い/アシナガバチやミツバチは対象外とする自治体が目立ちます
  • 多くの自治体は駆除を行いません/熊谷市は「市では巣の駆除を行っておりません」と明記しています。補助金はあくまで費用の一部負担です
  • 申請の順番を間違えると受けられない/成田市のように事前相談が必須で、駆除後の申請を受け付けない自治体があります。業者に電話する前に、まず自治体の窓口に確認してください
  • 期限がある/熊谷市は駆除日から60日以内です

自分でやるか、業者に頼むかの判断

自分でやってよいこと業者に任せること
巣の場所と大きさを離れた場所から確認する巣の駆除そのもの(種類を問わず)
ハチの出入りする時間帯を記録する屋根裏・壁の中・高所にある巣
窓を閉める、洗濯物を室内に干す巣が直径10センチメートルを超えている場合
自治体の補助金制度を確認する刺された経験がある人がいる家庭

市販のスプレーで対処する方法が紹介されることもありますが、この記事では手順を書きません。失敗したときに戻ってくるのはハチの群れで、逃げ場のない場所で刺されると命に関わります。費用を惜しんで救急搬送になれば、結果的にはるかに高くつきます。

失敗しない業者の選び方

  • 電話の時点で「作業料・出張費・高所作業の追加」の3つを聞く/広告の最低価格だけで判断しない
  • 可能なら2〜3社から見積もりを取る/同じ「巣の場所・大きさ・ハチの種類」を伝えないと比較になりません
  • 作業前に書面の見積もりをもらう/口頭のまま作業を始めさせない
  • 補助金を使うなら、申請の順番を業者にも伝える/指定業者に限る自治体があります
  • 再発したときの対応を確認する/巣を取っても、近くに新しい巣ができることがあります
  • 訪問販売にあたる契約は、書面を受け取った日から8日間クーリング・オフができます/困ったときは消費者ホットライン「188」へ

依頼から解決までの流れ

  1. 離れた場所から巣を確認する/場所・おおよその大きさ・ハチの見た目を覚えておきます。近づかないでください
  2. 自治体の窓口に補助金の有無を確認する/事前相談が必要な制度もあります
  3. 2〜3社に見積もりを依頼する/同じ情報を伝えて比べます
  4. 作業日を決める/ハチの活動が落ち着く時間帯に作業する業者が多く、当日は窓を閉めて室内で待ちます
  5. 完了確認と支払い/取り除いた巣を見せてもらい、領収書を受け取ります。補助金の申請に必要になります

よくある質問

ハチの巣駆除はいくらかかりますか?

スズメバチで約10,000〜50,000円、アシナガバチで約5,000〜30,000円、ミツバチで約10,000〜40,000円が目安です。巣が屋根裏や壁の中、高所にある場合は高くなります。巣が複数あると1か所ごとに追加料金がかかることもあります。

自治体に無料で駆除してもらえますか?

多くの自治体は駆除を行っていません。熊谷市は「市では巣の駆除を行っておりません」と明記しています。ただしスズメバチの巣に限って、駆除費用の一部を補助する制度を設けている自治体があります。まずお住まいの窓口に確認してください。

補助金はいくらもらえますか?

自治体によって差が大きく、成田市は費用の2分の1で上限5万円、熊谷市は上限1万円です。申請の条件も違い、成田市は市を通じて指定業者に依頼した場合のみが対象で、駆除後の申請は受け付けていません。順番を間違えると受けられないので、業者に電話する前に確認してください。

巣を見つけたらすぐ駆除すべきですか?

巣は時間とともに大きくなり、ハチの数も増えます。厚生労働科学研究の報告でも、事故防止策として「巣を見付けたら早期に除去する」ことが挙げられています。早い時期ほど作業が簡単で、費用も抑えられます。

冬になれば自然にいなくなりますか?

スズメバチの巣は冬を越しません。ただし春から秋にかけては活動が続き、とくにスズメバチの被害は8〜10月に多くなります。「冬まで待つ」判断は、それまでの数か月を危険なまま過ごすことになります。また空になった巣も、放置すると別の虫が寄りつくことがあります。

参照元・出典

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※本記事は広告を含みます。費用・条件は各社公式サイトでご確認ください。

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