害獣駆除業者の選び方|見積もりの比べ方・保証・トラブルを避ける確認事項

害獣駆除の業者は、見積書の内訳・侵入口の封鎖の範囲・保証の期間と条件の3点を、2〜3社で同じ条件にそろえて比べると選べます。国民生活センターは、ネットの格安表示で呼んだ業者から高額な料金を請求される相談が増えていると注意を呼びかけています。

屋根裏で物音がする、フンが落ちている。そんなときほど「今日中に何とかしたい」と急ぎ、最初に電話がつながった業者に決めてしまいがちです。けれど害獣駆除は、同じ被害でも業者によって作業範囲も金額も大きく違います。この記事では、見積もりの比べ方、保証の見方、法律上の注意、トラブルを避ける確認事項を整理します。

目次

まず結論:業者を比べるときの7項目

確認することよい業者の答え方注意したい答え方
現地調査と見積もりの費用調査・見積もりの費用が事前に分かる「行ってみないと分からない」だけで、出張費も答えない
見積書の内訳追い出し・清掃・消毒・侵入口の封鎖が項目ごとに分かれている「一式」だけで中身が分からない
侵入口を何か所ふさぐか調査で見つけた侵入口の数と場所を示す封鎖の範囲があいまい
保証期間と、再発したときに何を無償でやるかが書面にある「保証あり」とだけ言う
追加料金の条件どんなときに、いくら増えるかを着工前に説明する作業が始まってから追加を提案する
捕獲するかどうか追い出しか捕獲かを説明し、捕獲なら許可の扱いを説明する法律の話が一切出ない
比較する時間他社と比べてから決めてよいと言う「今日契約しないと手遅れ」と急がせる
※国民生活センターの注意喚起(2024年4月・2025年3月)と、鳥獣保護管理法の許可制度をもとに整理(2026年9月時点)。

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※紹介している業者の対応エリアは関東・関西・東海・中四国・九州です(2026年9月時点)。エリア外の方は地域の業者をお探しください。

害獣駆除でトラブルが増えている理由

国民生活センターは2024年4月、害虫・害獣駆除サービスの相談が2023年度は前年度の同じ時期と比べて約1.5倍に増え、とくに10〜20歳代で急増していると公表しました。ネズミやコウモリの駆除で不安をあおられた事例も含まれています。

2025年3月には、作業後に高額を請求する手口について改めて注意を呼びかけています。典型的な流れは次のとおりです。

  1. ウェブ広告に「約500円〜」「約1,000円から」といった格安料金を表示する
  2. 電話の時点では、作業内容や料金を詳しく説明しない
  3. 現地で「フンや卵があった」「全体の作業が必要」などと告げる
  4. 広告と大きく異なる、20万〜50万円といった金額を請求する

害獣は屋根裏や床下など、依頼する側が自分の目で確かめにくい場所にいます。「見えないところで被害が広がっている」と言われると、確かめようがないまま契約してしまう。これがトラブルになりやすい理由です。

自分でできること・法律上できないこと

ハクビシンやイタチなどの野生鳥獣は鳥獣保護管理法の対象で、許可を受けずに捕獲すると1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になります。アライグマは外来生物法の特定外来生物ですが、こちらも許可なく捕獲することはできません。被害があるときは、許可を受けて捕獲する仕組みがあり、許可は都道府県知事が出し、多くの都道府県では権限の一部を市町村長に移しています。

  • 自分でできる/被害の場所・時間帯・フンの有無を記録する、写真を撮る、自治体の窓口に相談する
  • 自分でやらない/わなで捕まえる、屋根の上や屋根裏での作業で侵入口をふさぐ(転落の危険があります)
  • 自治体を先に確認する/自治体によっては捕獲の支援があります。たとえば東京都目黒区は、家屋に被害が出ている場合に箱わなを設置して捕獲処分し、箱わなの貸出と回収の費用を区が負担しています(毎日の見回りが条件)。ただし捕獲後に侵入口をふさぐ対策は区では行わないため、再発を防ぐには事業者への依頼が必要です

害獣駆除にかかる費用の相場

動物料金の目安(1か所または60㎡あたり)
ハクビシン・アライグマ・イタチ35,000〜60,000円
ネズミ30,000〜50,000円
コウモリ8,000〜30,000円
※くらしのマーケットに掲載されている事業者の料金相場(2026年9月時点・掲載712事業者)。侵入口の数や被害の範囲で総額は変わります。

上の表は1か所あたりの目安です。実際の総額は、侵入口が何か所あるか、清掃・消毒や断熱材の交換まで必要かで大きく変わり、屋根裏全体に被害が及ぶと10万円を超えることもあります。動物ごとの費用は、ネズミ駆除の費用相場やハクビシンの被害の見分け方で詳しく整理しています。

業者に頼むか、自治体に相談するかの判断基準

自治体に先に相談する業者に依頼する
捕獲の支援や箱わなの貸出がある地域に住んでいる自治体の支援がない、または条件に合わない
毎日わなを見回れる見回りが難しい、早く解決したい
被害がまだ小さく、急ぎではない天井のシミ・悪臭・配線をかじられた跡など被害が進んでいる
—侵入口の封鎖や清掃・消毒まで一度に済ませたい
※自治体の支援内容は地域によって違います。お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。

対応エリア・料金・保証を見る(公式)

失敗しない業者の選び方

見積もりは2〜3社で、同じ条件にそろえて比べる

国民生活センターは、複数の見積もりを取って比べる時間を与えない業者とは契約しないよう呼びかけています。比べるときは総額だけを見ないでください。A社は侵入口3か所の封鎖込み、B社は追い出しだけ、という見積もりを並べても比較になりません。「侵入口の数」「清掃・消毒の有無」「保証の内容」をそろえてから金額を比べます。

保証は「期間」より「何をしてくれるか」を見る

保証の年数が長くても、対象が限られていれば意味が薄くなります。再発したときに無償で何をするのか(再調査・追い出し・再封鎖)、封鎖した侵入口以外から入られた場合も対象か、を書面で確認してください。

契約前に確認すること

  • 作業前に書面の見積もりをもらう/口頭のまま作業を始めさせない
  • 追加料金が発生する条件を着工前に聞く/「作業してみたら追加が必要だった」を防ぎます
  • 不安をあおる勧誘には応じない/「今日やらないと家が傷む」と急がせる業者は避けます
  • 納得できない高額請求は、その場で支払わない
  • 訪問販売にあたる契約は、書面を受け取った日から8日間クーリング・オフができます/事前に示された金額と実際の請求が大きく違う場合や、作業後に新たな契約を勧められた場合に使える可能性があります
  • 困ったときは消費者ホットライン「188」へ

依頼から解決までの流れ

  1. 被害を記録する/音がする時間帯、フンの場所と大きさ、天井のシミなどを写真に残します。業者を比べるときの共通の材料になります
  2. 自治体の支援を確認する/捕獲の支援がある地域なら、その条件を先に知っておきます
  3. 2〜3社に現地調査と見積もりを依頼する/調査費と出張費の有無を電話の時点で聞きます
  4. 見積書を同じ条件で比べる/侵入口の数・清掃消毒・保証をそろえます
  5. 作業と完了確認/ふさいだ侵入口の場所を写真で見せてもらい、保証書を受け取ります

よくある質問

害獣駆除の費用はいくらくらいですか?

くらしのマーケットの掲載事業者の相場では、1か所または60㎡あたりでハクビシン・アライグマ・イタチが35,000〜60,000円、ネズミが30,000〜50,000円、コウモリが8,000〜30,000円程度です(2026年9月時点)。侵入口の数や清掃・消毒の範囲で総額は変わり、被害が広いと10万円を超えることもあります。

「今日契約しないと手遅れ」と言われました。

その場で決めないでください。国民生活センターは、不安をあおる勧誘に応じないこと、複数の見積もりを比べる時間を与えない業者とは契約しないことを呼びかけています。被害の写真を残したうえで、他社の見積もりも取ってから判断してください。

自分でわなを仕掛けて捕まえてもいいですか?

許可なく捕獲することはできません。ハクビシンやイタチなどは鳥獣保護管理法の対象で、違反すると1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になります。アライグマも許可なく捕獲できません。まずお住まいの自治体の窓口に相談してください。

市役所に頼めば無料で駆除してもらえますか?

自治体によって違います。箱わなの貸出や捕獲処分を行う自治体もありますが、毎日の見回りが条件だったり、捕獲後に侵入口をふさぐ作業は対象外だったりします。再発を防ぐための封鎖は、事業者への依頼が必要になることが多いです。

作業後に高額な追加料金を請求されたら、どうすればいいですか?

納得できなければ、その場で支払わないでください。事前に示された金額と実際の請求が大きく違う場合や、作業後に新たな契約を勧められた場合は、特定商取引法の訪問販売としてクーリング・オフできる可能性があります。消費者ホットライン「188」に相談してください。

参照元・出典

害獣駆除の無料見積もりを取る(公式)

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※本記事は広告を含みます。費用・条件は各社公式サイトでご確認ください。

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